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安全靴の始まりと進化

2013年10月09日

img_column01どのような製品でも、その始まりはよくわからないものです。 最初の安全靴は戦後に作られたと言いますが、現存していないのでよくわかりません。 最初の安全靴は、底材に進駐軍払い下げの自動車タイヤを使用し、甲被には同じく払い下げのズック(帆布)を使用し、先しんには軟鋼板を使用したと思われます。
当社に残っている現存する最古の安全靴と呼ばれるものは、草履に鉄先芯を取り付けたような形状をしているもので、他の安全靴メーカーには下駄に鉄先芯を取り付けたものもあるようです。

まあ、安全性能も推して知るべしであり、実際にはまだ安全靴とは呼べないものでした。
本格的に安全靴の研究が始まったのは、昭和26年頃からと言われ、昭和32年には初めてグッドイヤーウェルト式革製安全靴の規格( JIS S 5028 )が制定されました。
人類の進化に例えると、昭和26年頃が猿人から原人への進化に当り、昭和32年頃は古代文明の始まりといったところでしょう。 その後は、安全靴は、革製と総ゴム製に分かれ、更に足甲安全靴と発泡ポリウレタン表底安全靴に分かれ多様化の道を選びます。(さしづめ民族国家の分裂といった状況です。)
このような状態が20年近くも続いてから、JIS規格の改訂のずれから各規格の内容に矛盾が生じるようになり、平成9年に安全靴関連の規格の統合が図られ、今日に至っています。(この動きは、人類史の統一国家の建国、又は国連の設立と重なります。)
このように、安全靴は、その始まりから50年以上が経過し、人類の歴史と重ね合わせて考えてもかなり成熟した製品、及び規格となってきていることがわかります。
では安全靴はこれからどのような方向へ行くのでしょう。
より安全な、より履き易く、より機能的な製品へと更なる進化をしてゆくと思います。 どんな衝撃にもびくともしない安全靴、誰の足にも瞬時に適合する安全靴、未来の安全靴に向かってまだまだがんばらなければ——。